愛犬のフード選び、どうしていますか?
あなたは愛犬にどんなフードを与えていますか?
我が家の愛犬ラル(ミニチュアダックス、15歳)は、若い頃に数十種類ものドライフードを試し、最終的に「これだ」と思えるたった一つのフードに辿り着きました。
その過程には単なる好みだけでなく、アレルギーや体調管理、そして実際のラルの反応を見ながらの試行錯誤がありました。
大前提としてあるのは、「どのフードが合うのかは犬それぞれ違う」ということ。
この記事では、
✔️試したフードの比較
✔️アレルギー検査と除去食の経緯
✔️最終的に選んだフードの決め手
についてまとめています。
愛犬のフード選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
ラルのアレルギー検査と除去食の経緯
ラルの手足ペロペロはなぜ起きた?アレルギー検査の結果
私がラルにたくさんの種類のフードを試していたのには理由があります。
ラルは若い頃から、手足をずっと舐め続ける”ペロペロ行動”を繰り返していたからです。
時には夜通し舐めていたのか?と思うほど、真っ赤になっていることも。
心配になって獣医師に相談すると
「アレルギーかもしれない」と言われ、アレルギー検査を受けることにしました。
実際のアレルギー検査結果(2015.2016)
結果は以下の通りです。
- Spectrum Group(2015/10/15)
鹿肉、豚肉、大豆、米、オートミール、えんどう豆、玄米、死者も、カツオ、シャケ → 陽性
- 動物アレルギー検査株式会社(2016/1/23)
とうもろこし、じゃがいも、米 → 陽性
小麦、大豆 → 要注意
「こんなに陽性が出るんだ…」
と当時の私はかなり衝撃を受けましたが、すぐに検査結果を持って獣医師やトレーナーなど複数の専門家に相談しました。
意見は大きく二つに分かれました。
専門家の意見は二つに分かれた
1. 陽性の食品は完全に除去すべき派
2. 強い反応でなければ少量を与えることで耐性ができることも。完全除去は不要派
まず私は”除去食”というものから試してみることにしました(以下の表参照)。
しかし結果として、ラルの手足のペロペロや体調には大きな変化は見られませんでした。
それどころか、どの除去食もあまり「美味しくはない」ようで、ラルもいつも渋々食べるという感じでした。
フードを残すことも多く、それによって便秘になったり、逆に軟便になったり…。
「せっかくならラルが美味しいと思ってくれるフードを与えたい」
と考える私にとって、除去食を続けるメリットは少ないと判断しました。
皮膚科専門医の診断と「舐め癖」説
その次に行ったのは動物の皮膚専門医への受診です。
専門医にラルの皮膚の状態を詳しく診察してもらったところ、
・アレルギー持ちの子に多い「全身の赤みや痒み」はラルにはない。
・むしろ皮膚状態はかなり良好。
・手足の赤みは”舐め続けることによる刺激”。
・舐める行為はアレルギーが原因ではなく、「暇つぶし」や「癖」の可能性が高い。
という見解でした。
つまり、アレルギーだから舐めているのではなく、舐め続けるから赤くなるという考え方です。
確かに、当時通っていたトリミングのオーナーさんにラルのアレルギーのことを話した時も、「アレルギー持ちの子の皮膚状態には見えないけどねぇ…」という反応でした。
完全除去ではなく、”共存”という選択へ
以上のことから、私はアレルギー反応の出た食品を完全除去する方法ではなく、共存していく道を選びました。
この選択は、ラル自身アレルギーの陽性反応としては出たものの、実際にはそこまで目立つアレルギー症状が出なかったというラッキー要素も相まっています。
ちなみに、現在ラルの手足ペロペロは自然と収まり、食後や眠たいときにのみ行う程度。
お医者さんのいう通り、癖だったのかもしれません。
我が家が試したフード比較|実際に試してわかったこと
フード選びで重視したポイント
その後からは、「原材料」「食いつき」「価格(コンスタントに長く続けていけるか)」の3つを軸に、ラルに最も合うフードを探していくことにしました。
特に「原材料」に関しては自分なりに勉強を進め、フードの裏面にある原材料名の箇所の読み方や考え方も深く学びました。
例えば_____
・BHAやBHTなどの酸化防止剤(一般的に”添加物”と呼ばれるもの)は避けるべき
・◯◯ミート、〇〇ミールと表記される原料は、粗悪な肉や廃棄肉が含まれる可能性があるため避けるべき
でも、これらを避けるなら何を選ぶべきなのか?
そもそも、なぜこれらの原料が使われているのか?
ドックフードの安全基準とは?
日本と海外のフードでは安全基準がどう違うのか?
そんな疑問を一つずつ調べながら、フード選びの基準を固めていきました。
自分でも「味見」していた理由
これはよく驚かれるのですが…
実は私はこれらのフードを実際に自分も味見をしながら吟味していきました。
「自分(人間)が食べられないものは愛犬にも与えたくない」と思っているからです。
ここからは実際に試した中でも特に印象に残っているフードを抜粋し、まとめています。
| フード名 | 国産/海外 | 主原料 | 食いつき | 便の状態 | 体調・被毛 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アカナ(各種類) | 海外 | 魚、チキンなど | ★★★★☆ | 良好 | 良好 | 栄養バランス◎、食いつきも良く継続候補 |
| アミノペプチドフォーミュラ | 海外 | コーンスターチ、加水分解フェザーミール | ★★☆☆☆ | ゆるめ | 良好 | 除去食。食いつきイマイチ。なんとなく物足りなさそう |
| カナガン | 海外 | チキン、サツマイモ | ★★★★☆ | 普通 | 良好 | グレインフリー。ラインナップ豊富で味変が楽しめる |
| パーティアニマルオーガニックフォーミュラ | 海外 | チキン、大麦 | ★★★★★ | 良好 | 良好 | ヒューマングレード、匂い良し。継続候補 |
| クプレラ | 海外 | 魚、サツマイモ | ★★★☆☆ | 良好 | パサつきあり | 除去食。かなり小粒。可もなく不可もなく |
| ナチュラルチョイス | 海外 | チキン、玄米 | ★★★☆☆ | ゆるめ | 良好 | 安定感あり。ただし”ミール類”が気になり継続せず |
| c&rセミベジタリアン | 海外 | 蒸麦、魚 | ★★☆☆☆ | ゆるめ | パサつきあり | 除去食。体調イマイチ |
| ジウィピーク | 海外 | ラム | ★☆☆☆☆ | 不明 | 不明 | エアドライ製法で珍しい形状(ジャーキーみたい)、まさかのラルは全拒否 |
| K9ナチュラル | 海外 | ビーフ | ★★★★☆ | 良好 | 良好 | 全体的に高評価。半年程継続したお気に入り |
こうして原材料、成分のバランス、安全性、ラルの食いつきや便の状態など、あらゆる視点から比較した結果、最終的に「これが一番ラルに合う」と思えるあるフードに落ち着きました。
その後はそのフードの中の何種類かをローテーションして、人間でいうところの「味変」をしながら与えています。
最終的に選んだフードとその理由
数多くのフードを試してきたラルですが、最終的に落ち着いたのは「オリジン」でした。
選んだ理由は以下の通りです。
オリジンを選んだ4つの理由
- 栄養バランスが良いこと
肉食である犬の健康と活力のためには動物性タンパク質が必要ですがそれを適正な量撮ることができたり、不要な炭水化物は最低限にし、自然な食事を再現している点が特に納得できました。
- ラルが好んで食べること(オリジン内の種類が豊富でローテーションしながら飽きずに食べられる)
ラルのお気に入りはSix Fishという魚を主成分として作られたもの。これは「生の丸ごとマイワシ(18%)、生の丸ごとサバ(11%)、生の丸ごとヘイク(10%)、生のカレイ(6%)、生の丸ごとメバル(6%)…」といった新鮮な魚介類が主成分となっています。
袋を開けた瞬間に広がる新鮮な魚の匂いに、いつも足元でソワソワしているラルが可愛いです。
- 品質の安全基準が明確なこと
フードが酸化するのを防ぐために酸化防止剤を使用する会社も多い中、このオリジンは「フードの袋」そのものに酸化しない工夫をすることにより、酸化防腐剤を使用するのを防いでいます。
また、ペットフード安全法という法律に基づき、原材料の全表示が遵守されているかを確認しています。
このように、曖昧な基準ではなく明確な安全基準が設けられていることは、私たち消費者にとって信頼となります。
- 便が安定していること(量・形・柔らかさ・色など)
オリジンを継続して与えるようになってから、ラルはほとんど下痢や軟便をしなくなりました。
毎日安定した便が出るようになり、体調の指標としてとても信頼できました。
オリジンに出会えたことで、ラルの健康状態は安定し、ミニチュアダックスにとって重要な体重管理も容易になりました。
フードジプシーだった私自身も、ようやく迷走から卒業することができました。
現在のラルの健康状態とフードが与えた影響
現在ラルは15歳。
ここまで特別大きな病気をせず、本当に健康に過ごしてくれています。
毛艶は特に褒められることが多く、お散歩時に年齢を伝えると「そんな風に見えない!」と驚かれることもしばしば。
ラルの自慢の一つです。
健康診断は
・10歳までは年に1度
・10歳以降は年に2度
と欠かさず受けていますが、これまでにかかった大きな病気は特別ありません。
血液検査の数値もいつも安定していて、獣医さんにも褒められるほどです。
こうして健康でいてくれる一因には、ラルに合ったフードに出会えたことが間違いなくあると思っています。
愛犬にピッタリのフードに出会えると、飼い主として本当に安心できるし、心から嬉しいものですね。
愛犬に合うフードは、時間をかけて見つける価値がある
フード選びは奥が深く、犬ごとに違う
我が家はラルが若い時に数十種類のフードを試し、アレルギー検査や除去食の施行も経験したことで、ラルに最適なフードを選ぶことができました。
良かれと思って高級なフードを与えても一口も食べないこともあれば、
同じフードを与え続けていると急に飽きた様子になったり…
かと思えば飽きずに何ヶ月も食べ続けるけども便の調子が良くないフードだったり…。
そんな試行錯誤の連続で、「愛犬のフード選びは奥が深い」と何度も感じました。
観察力と知識が武器になる
私は、愛犬に合ったフードを見つけることは、健康と幸せの両方に直結すると本気で信じています。
ワンコは自分の不調を言葉で伝えられないからこそ、私たち飼い主が日々の体調・食いつき・便の状態をしっかり観察し、その変化を読み取ってあげることが大切だと改めて感じました。
今回の経験を通して、「愛犬にどんなフードを選ぶかは、飼い主の知識と観察力にかかっている」ということを強く実感しました。
「オリジン」ドックフードが、万人受けする完璧なフードとは限りません。
あくまで”我が家のラルには合っていた”という体験ベースです。
でももし、いつかの私のようにフードジプシーに陥っている人がいるなら…。
この記事が、フード選びに迷っている方の選択のヒントになれば嬉しいです。

